Square(スクエア)は、スマホやタブレットにアプリを入れ、カードリーダーと組み合わせるだけで、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済を始められるサービスです。月額固定費がかからず申し込みはオンラインで完結するため、これからキャッシュレスを導入したい小規模店舗・個人事業主に向いています。
本記事では、申し込みから利用開始までの流れ、決済の使い方、審査基準、メリット・デメリット、手数料、入金サイクルを解説します。要点は次の3つです。
- 申し込みはオンライン完結。追加書類がある場合の審査は約1〜2営業日
- 対面決済の手数料は条件を満たせば2.5%〜(満たさない場合は3.25%〜など)※2026年10月時点
- 入金は三井住友・みずほなら最短翌営業日、その他は毎週水曜締め・同週金曜振込
Square(スクエア)とは
Squareは決済・レジ・売上管理をまとめて始められるサービスで、次の3つで構成されます。
- Square POSレジアプリ:スマホ・タブレットに入れて会計するレジ
- カードリーダー・決済端末:カードやスマホを読み取る機器(リーダー、ターミナル、ハンディなど)
- 管理画面:売上・入金・在庫を確認するWeb画面
従来のPOSレジは初期費用が大きな負担でしたが、手持ちの端末をそのまま使えるため導入しやすくなっています。アカウント作成とアプリ利用は無料で、費用は端末代と決済手数料が中心。月額固定費はかかりません。
端末と価格(税込)は、リーダー(第2世代)¥4,980、ターミナル¥39,980、ハンディ¥44,980、スタンド¥29,980、キオスク¥29,980、レジスター(第2世代)¥99,980。リーダー以外は分割払い(12回・24回)にも対応します。費用の目安は料金・費用のご案内をご覧ください。
Squareを店舗に導入する方法|利用開始までの流れ
公式サイトから無料アカウントを作成
公式サイトで無料アカウントを作成し、メールアドレス・パスワード・利用国を入力。「法人または団体」か「個人事業主」を選びます。
- 法人または団体:業種・法人情報・法人番号・住所
- 個人事業主:業種・事業または店舗名・電話番号
続いて本人情報(氏名・生年月日・電話番号など)と受取口座(名義・種別・金融機関・支店名・口座番号)を入力すれば完了です。ログイン情報は控えておき、口座は後から変更できます。
Square POSレジアプリをダウンロード
レジに使う端末へ「Square POSレジアプリ」をApp Store/Google Playから無料で入手。ログインし、案内に沿って端末を有効化すれば準備完了です。審査中でも進められます。
申し込みから利用開始までの流れ
- Squareアカウントを作成
- 事業について回答(事業名・業種・カテゴリ)
- アカウントを有効化:「決済受付の手続きをはじめる」→「はじめる」→「法人/店舗」または「個人事業主」を選択。追加書類があると審査に約1〜2営業日
- 銀行口座を認証(3営業日以内にメール通知)
- カード会社の審査:Visa・Mastercard=三井住友カード、American Express=American Express International、JCB・Diners Club・Discover=JCB。状況によりJCB・Diners・Discoverが使えない場合あり
書類・日数は状況で変わります
必要な書類や審査日数は事業形態により異なります。最新の条件は公式で確認を。端末の無料配布などのキャンペーンも時期で変わるため、購入前にご確認ください。
Squareの使い方・決済方法
決済は「金額入力→カード読み取り→サインまたは暗証番号」の3ステップです。
Square ReaderをBluetoothで接続
アプリで「設定」→「カードリーダー」→「リーダーに接続」の順に進め、端末とリーダーをBluetooth接続します。一度つなげば以降はスムーズです。
ICチップ搭載クレジットカードの決済
- 商品または金額を入力し「お会計」をタップ
- 案内に従ってカードを読み取る
- サインまたは暗証番号を入力
- 完了を確認
読み取り方法は端末やカードで少し異なりますが、画面の案内に従えば問題ありません。
磁気ストライプのみのクレジットカードの決済
ICチップがなく磁気ストライプのみのカードは、対応するリーダーで読み取ります。金額入力までは同じで、読み取り方法だけが変わります。
読み取りに迷ったら
読み取り方は端末やカードで異なります。うまくいかないときはカードの向きや挿し込み方を確認してください。
Squareの審査基準と導入できない業種
アカウント作成後に審査があり、業種や事業形態が基準に沿っているか確認されます。まっとうな事業ならほとんど問題ありませんが、次の業種は対応していません。
- 商用以外での使用/成人向けサービス/無許可の運営事業/賭博(宝くじ・カジノ等)/占い/投資・投機に関する管理事業/刺青・タトゥー/質屋業/デジタルコンテンツ/探偵業/不動産の仲介手数料/相互扶助・相互保険/ネットオークション関連 など
JCB・Diners Club・Discoverは別途審査が必要で、状況によりこれら3ブランドが使えない場合があります。
対応業種は変わることがあります
範囲や審査内容は変更されることがあります。申し込み前に公式の最新情報を確認してください。
Squareを店舗に導入するメリット
- 低コストで始められる:買い切り端末+従量手数料が中心で月額固定費なし
- かんたん・スピーディ:オンライン申し込み、手持ちの端末をそのままレジに
- 集客・インバウンド対応:主要国際ブランドに対応、QRコード決済でPayPayなどにも対応
導入後はLINE公式アカウントとSquare決済を組み合わせた再来店導線もつくれます。詳しくはLINE公式・決済を活用したマーケティング支援をご覧ください。
Squareを店舗に導入するデメリット
- 分割払い・ボーナス払いは非対応(一括のみ):決済後の分割変更可否はカード会社の判断
- 流通系電子マネーは非対応:交通系IC・iD・QUICPay・Apple Payには対応、楽天Edyなどは非対応
- 審査があり、一部ブランドが使えないことがある:状況によりJCB・Diners Club・Discoverが不可の場合あり
端末は自分で用意・管理し、スマホのバッテリーや通信環境にも依存します。事前に把握しておけば対処できます。
対応ブランドと加盟店決済手数料
対応するクレジットブランドはVisa・Mastercard・American Express・JCB・Diners Club・Discoverの6つです。
- 電子マネー:交通系IC(Suica・PASMOなど9ブランド、PiTaPaを除く)、iD、QUICPay、Apple Pay。流通系は非対応。申し込みは店舗設定から、有効化まで通常4〜9日
- QRコード決済:PayPay・d払い・楽天ペイ・au PAY・メルペイ・WeChat Pay・Alipay+の7ブランド。1回の申し込みで全ブランド利用可
2026年10月時点の主な手数料は次のとおりです。
- 対面決済(クレジット・電子マネー・QR):2.5%〜(条件は「年間キャッシュレス決済額3,000万円未満」かつ「主要6ブランドによる対面決済」。満たさない場合は3.25%〜またはカスタム手数料)
- オンライン決済(eコマースAPI):3.6%/請求書決済:3.25%(手入力・定期請求書は3.75%)
- 非対面(カード情報手入力・保存済みカード・ブラウザ決済):3.75%/QRコード決済:3.25%
対面2.5%〜は、Visa・Mastercardが2024年11月1日、JCB・American Express・Diners Club・Discoverが2025年1月16日に3.25%から引き下げられたもの。適用条件は「日本政府定義の中小企業」「上場企業・グループ非関連」「年間キャッシュレス3,000万円未満」の3つです。
自店が対象かを確認しよう
2.5%〜の適用は条件により変わります。自店が対象かは公式の料金ページで確認を。電子マネーの料率など一部は資料により表示が分かれるため、最新の適用料率は公式でご確認ください。
入金サイクルと振込手数料
- 三井住友銀行・みずほ銀行:最短翌営業日(0:00〜23:59の売上)
- その他の金融機関:毎週水曜締め・同週金曜振込
振込手数料は無料(Square負担)。即時入金サービス(手数料1.5%)も利用できます。
導入事例と店舗運営者様の声
Square公式サイトで紹介されている導入事例の一部です。
- 茶道体験カメリア(京都・茶道体験):外国人向けでカード決済中心。導入の手軽さと翌営業日入金の速さが魅力
- 大山崎 COFFEE ROASTERS(カフェ):持ち運べるためコーヒー豆の配達時にも決済でき、完了確認もしやすい
- サロン macaroni coast(サロン):来店客の約7割がカード決済。会計がスムーズで評判も高い
私たちの制作・運用の実績は制作実績でもご紹介しています。
まとめ
Squareは、手持ちの端末と手軽なカードリーダーで低コストにキャッシュレスを始められるサービスです。申し込みはオンライン完結、追加書類時も審査は約1〜2営業日が目安、手数料は条件を満たせば対面2.5%〜、入金は最短翌営業日と、小規模店舗に使いやすい仕組みです。
導入前に、2.5%〜の対象か、使いたい支払い方法に対応しているか、分割非対応で問題ないか、導入できない業種に該当しないかを確認しましょう。導入後は決済データを集客・売上改善に活かすことが重要です。導線づくりはマーケティング支援、費用の目安は料金・費用のご案内、実績は制作実績、サイト計測はGoogleアナリティクス(GA4)の設定方法をご覧ください。
更新版PDF|Square 導入ガイド
申し込みから利用開始まで、手数料・入金サイクルも1枚にまとめました。
よくある質問
Q. Squareは個人事業主でも導入できますか?
はい。申し込み時に「個人事業主」を選び、事業または店舗名・電話番号などを入力して手続きします。
Q. 申し込みから利用開始までどのくらいかかりますか?
アカウント作成は短時間で完了。追加書類がある場合は審査に約1〜2営業日、口座認証は3営業日以内にメール通知が目安です。カード会社審査は別途です。
Q. 決済手数料はどのくらいですか?
2026年10月時点で、対面は2.5%〜(条件を満たさない場合は3.25%〜など)、オンライン(eコマースAPI)3.6%、請求書3.25%(手入力・定期請求書3.75%)、非対面3.75%、QRコード3.25%です。
Q. SuicaやPayPayは使えますか?
交通系IC(Suica・PASMOなど9ブランド、PiTaPa除く)、iD、QUICPay、Apple Payに対応。QRはPayPay・d払い・楽天ペイ・au PAY・メルペイ・WeChat Pay・Alipay+の7ブランドに対応します。楽天Edyなどの流通系は非対応です。
Q. 分割払いには対応していますか?
一括払いのみで、分割・ボーナス払いには対応していません。決済後にカード会社側で分割に変更できるかは、カード会社の判断によります。
Q. 入金はいつ反映されますか?
三井住友・みずほなら最短翌営業日(0:00〜23:59の売上)、その他は毎週水曜締め・同週金曜振込。振込手数料は無料、即時入金(1.5%)も利用できます。
Q. 導入できない業種はありますか?
アダルトサービス、賭博、占い、タトゥー、質屋業、探偵業、ネットオークション関連などが対象外です。範囲は変更されることがあるため公式でご確認ください。
Q. 端末は何を選べばよいですか?
まずはSquare リーダー(第2世代・¥4,980税込)がおすすめ。レジ業務が増えたらターミナルやレジスターを検討しましょう。リーダー以外は分割払い(12回・24回)にも対応します。
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